何年か前に我が家の入り口のカギが壊れてしまって、交換しなければなりませんでした。
考えてみれば、鍵と言うのは凄い頑丈な物だと思います。
一日、人がドアを出入りして、鍵をかけるたびに動かされる鍵。
鍵を差し込まれて鍵をかけるわけです。
きっとやさしく鍵をかける人ってあまりいないと思います、どちらかと言うと出かける前の慌ただしさから、荒く鍵をかけると思います。
家に帰って来たのなら、早く家に入りたい思いから、やはり荒々しく鍵を開けると思います。
トイレに早く行きたいから、見たいテレビはもう始めっているから、疲れているから、などとにかく自分の家の前に立つと家の中に早く入りたくなりませんか?一日何度も鍵はかけられたり、あけられたり、凄い過酷な労働環境にいると思いますが、意外と鍵はなかなか壊れないと思います。
我が家のドアの鍵が壊れて交換をしないといけなかった時、何年使ったか記憶はなかったですが、ずいぶん長く使った記憶があります。
壊れた鍵をだれに直してもらうか、信頼できる鍵屋さんを探すのに取り出したのは電話帳。
普段はあまり気が付きませんが、いざ壊れてしまうと、大変困るのが入り口の鍵だと思います。
まさか締めないで家から出るわけにはいきませんから、それはとても不用心ですから、やはり家の鍵が壊れたら、出来るだけ早く治してもらう事が大事だと思います。
数年前に壊れた時はけっきょく近所の知り合いの人が信頼している鍵屋さんに来てもらいました。
ドアの鍵を交換してくれて、問題はすぐ解決しました。
驚いたことに新しいドアの鍵は今までとは違って逆さに差し込むことでした。
その方が壊れにくくて、安全だと言うことでした。
驚きです。
以来数年間、入り口のドアの鍵は私にしてみたら”逆さ”に差し込むことが日常となりました。
一度交換してもらった鍵はまたもくもくと家の者が出入りするたびに粗雑に荒々しく開け閉めをされても黙って耐えています。
壊れず、頑張っていてくれるカギさんのおかげで家の安全も守られています。
もし鍵が心があってしゃべれるのなら、どんな文句を言われるのでしょうか、家の人たちは、でもしゃべることもできず、何も語らず、今日も鍵はがんばってくれています。
感謝です。